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引越しをした直後に前入居者の方の郵便物が届いてしまった場合の対応

2017-08-03
おもてなし不動産 賃貸管理コラム 新居浜 郵便物の取り扱い

昨日、7月より新規管理が始まった物件のご入居者様より「以前より前入居者の方の郵便物が届くので何とかしてほしい」とのご連絡がありました。

 

引っ越し直後等も稀にある困った事例の一つです。前入居者様が引越しの際に転居届を郵便局へ届けていなかったのが原因と思われます。ここで注意したいのがその郵便物の取り扱いです。

 

前住人(借主)様宛ての郵便物が届いてしまった場合

前入居者様の郵便物が届いた場合には、郵便法に規定されている「誤配達郵便物の処理」にしたがって、郵送会社まで返却しなければなりません。

< 郵便法 >

第四十二条(誤配達郵便物の処理) 郵便物の誤配達を受けた者は、その郵便物にその旨を表示して郵便差出箱に差し入れ、又はその旨を会社に通知しなければならない。

○2 前項の場合において誤つてその郵便物を開いた者は、これを修補し、かつ、その旨並びに氏名及び住所又は居所を郵便物に表示しなければならない。

 

◆対応

前入居者様の郵便物が届いた場合には、郵便局側に「現住所には前の入居者の方●●様は住んでいません。転居済み」等と付箋やメモ用紙等に記載してテープでそれを貼り、ポストに投函してください(アイキャッチ画像が事例写真です)。

もしくは配達をされている郵便局員の方にお渡しいただければと思います(弊社も何回かお願いして引き取っていただいております)。他の配送会社様については地域の配送営業所へ連絡すると引き取りに来ていただけます。

上記のように付箋やメモを付けてポストへ投函もしくは配達担当者様へお渡しいただくと、配達リストから氏名が削除される為、前入居者様の郵便物が届くことはなくなります。

 

誤配達の場合

隣の部屋の郵便物や違う棟の配達物が誤配達されてしまった場合は、上記と同じ対応で問題ないと思われます。

 

注意点

万が一、うっかり誤配達の郵便の封を開けてしまった場合には、開けてしまった郵便物に再度封をし、①誤って開封してしまった事 ②自分の氏名 ③自分の住所を記載した付箋やメモ用紙等を貼り付けてポストに投函、もしくは郵便局・配送会社へ連絡をして下さい。

 

まとめ

前入居者様や誤配達の郵便物が届いてしまった場合、捨てずに付箋やメモ用紙に上記必要事項を記入し、最寄りのポストか配送会社へ連絡しなければなりません。

「そもそも転居届を出していない・誤配達する方が悪い」と捨てたり、ほったらかしにする行為はNGです(捨てたり、しまってしまうと刑法等が適用される場合があるようです。お気を付けください)。面倒でも付箋やメモ用紙を貼ってポストへ投函するか、配送会社へ連絡等を行う事が良いと思われます。